アメリカの医療と保険

退職後の医療保険はどうしようかと悩んでいた。生命保険に障害、医療といろいろある。
そこで、アメリカと日本の医療の違いをまとめてみた。
１）日本のように国民皆保険ではなく、また国が管掌する保険よりも民間の保険会社が請け負う保険が多い。
２）保険でカバーできる疾患や治療が、日本のように全国一律ではなく、保険の種類によって異なってくる。
３）日本のように全国でどの医療機関にでも受診できる保険もあるが、多くは受診できる医療機関が限られていたり、同じ保険でも受診する医療機関によってカバーされる内容が異なる。注意しなくてはならないのは、出産と歯科のケアである。別個に支払う必要があるのだ。日本の制度とは大きく異なる☆
４）保険の種類によっては、医師が治療を行う前に、保険会社の承諾を求めないと費用が支払われないことがある。そういえば、以前アメリカで風邪薬が欲しくて受診した際にも、まずは保険の事を聞かれた。「え〜!? 症状を聞くのではないのか？？」
５）保険料を支払うことができない低所得者には、国や州による無料の医療保険がある。
ただし、こうした医療機関の場合、医療サービスの質が低いこともある。また診察までに数時間待たされることも稀ではないという。
こんなに違う保険制度。アメリカでは医療保険が高いと言われているけど、なるほど実感。４人家族で月に２万円とかは普通みたい。でも、「いざという時のため」だから加入するかしないかなんてのは、何とも言えない。
「アメリカではお値段が高い分、質もいいのだ！」...と割り切ることにした方が良さそうだ。