Classmate Who is From Cuba

クラスメートについて書こうと思います。
私が通うオーラルコミュニケーションのクラスには、キューバ出身の女性がいます。
指輪をしているので、結婚をしてアメリカに引っ越してきた、私と処遇の似ている生徒かなと思っていました。

最近彼女と話す機会があって、どれくらいアメリカに住んでいるのか聞いてみると、意外な事実が明らかになりました。
彼女はどうやら不法滞在者らしいのです。

関係ありませんが、指輪も彼氏がくれたものですが、独身でした。
容姿も老けて見えるから、小学生くらいの子どもがいるのかと思ったぁー！！！（失礼。）
人の年齢は当てられません☆

そんなことはさておき、
キューバはカリブ海にあるラテンアメリカの共和国です。
海を泳ぐと１４５km先にはアメリカ、フロリダ州があります。
冗談で泳いでキューバからアメリカに来る人がいるよ、と言われるくらい、稀に違法滞在もあるそうな。

私が驚いたのは、違法滞在している彼女が隠す様子もなく、おおっぴらにそのことをクラスメートである私に話したことです。さらに彼女は私もアメリカへ違法滞在で来ているのかと思ていた様子でした。
そんなわけないだろー！！！
と叫びたくなる気持ちをぐっと抑え、真摯に受け答えしましたが、内心、驚きを隠しきれませんでした。

「島国、日本」で育った私には理解しがたい問題なのかなぁと感じました。
アメリカは移民の国。
世界中から自由や富をもとめて人々がやってきます。
そんな人たちを受け入れる体制にあるものの、それでも貧困や諸事情により、違法に入国してくるメキシコ人やキューバ人があとをたたないのです。

もしこれが日本で起こったら、社会的な問題になり、その外国人は強制帰国させられることでしょう。でも、アメリカでは「しょうがない」「よくあることだ」
と、政府も目をつぶっているところがあるようです。

クラスメート曰く、「キューバでの教育はおくれていて、質も悪い。アメリカに来て学校へ行きたかった」
私が不法滞在したら、健康保険や仕事先がなかなか見つからないのではと生活面を心配し問うと、驚きの事実がわかりました。
「１年以上滞在したら、グリーンカードが取得できるんだよ」
これは法的に認められているそうで、不法滞在しても、ある期間が過ぎれば、移民許可がおりるというのです。

なんてこったぁい。

１年間は確かに保険もなく心配かもしれないが、重大な病気にかかったならば、キューバに戻り、治療を受ければいい、と彼女は言いました。
キューバでは医療費が全額保障されているため、負担はゼロなのです。

そんなに楽観的でいいのでしょうか。

クラスメイトの不法滞在を知り、感慨深い気持ちになりました。