Akiko's TX Life

さぁて、テキサスでの生活が始まるぞ!!! これから用意することがたっくさんある♪ テキサスでの生活を通して感じたこと感動したこと。涙あり笑いありのラブライフ綴り。



2008年11月11日火曜日

Noncollege-bound? College-bound?

オーラルコミュニケーションクラスメイトにはベトナム出身の生徒が二人います。
一人は男の子。もう一人は女の子。
彼女とはよくお弁当を一緒に食べるので、お互いの訛りなんかも理解できるようになってきました。ベトナム語は6つの声調があるためか、強いアクセントで私にはわかりづらいのです。。。

さて、彼女はベトナムの首都、ハノイ出身。
この短大で必要単位をとってテキサス大学に編入したいと意欲を燃やしています。
常に勉強し、模範生徒とよべるガリ勉並みです。

そんな彼女といつものように話していたら、話が教育問題になりました。
彼女と私は反対意見だったので、会話が終わったあともしばらく心の中で考えてしまったのでした。
さて、どんな内容だったかというと、
『大学までの教育費を政府が全部負担するべきだ』ということです。
彼女曰く、貧乏だから大学へ行けないというのは納得がいかない。
政府は国民の願いを叶えるべきだ☆
と主張していました。

そこで私は『?』と思いました。
いろいろな気持ちが一気に頭に吹き出してきました。

私の意見は『授業費をただにというのは確かにありがたい制度だが、大学までというのは行き過ぎ。中学校の義務教育までだったらまだわかる。』

貧乏でも奨学金という制度があり、それを利用すればいいのではないだろうか。
アメリカは日本に比べ遥かに広く知られているではないか!
学生でもローンが組めるすばらしい制度もあります。
(それとも奨学金をもらうというのは一筋縄ではいかない何か事情があるのか?)

それに、大学授業費の全てを負担となると、それに関わる税金はどこから収集されるのだ!?
多額になり、税金が上がるだけでは?

さらに、国が負担している学校と聞いただけでも、そのレベルが心配になる。
一般的に考えて、学校に限らず、例えば民宿やホテルなど、国の補助を受けていない私設のほうが遥かに魅力的なのです。(私は)
思うに、国からの補助で大学へ行けるとなると、生徒側は「無料なわけだし、とりあえず就職するよりも大学へ通おうかな。」
なんて軽い発想には陥らないでしょうか。
ただえさえ、大学卒業率の低いアメリカ。
入学しても途中でさじを投げる結果になるのは目に見えている。
始めたら最後までやりぬくというのは私の勝手な美学なのかもしれませんが、税金を使用する以上は生半可な気持ちでいてほしくないというのが本音なのです。

そもそも大学へ行ったからといっていい人間であるとは限らない。
韓国のように受験戦争が過熱している国では、本来、成長期に味わっておくべき活動ができないで終わってしまうのでは?と心配になったりもするのです。
勉強ばかりできて社会性がまったくない人にも出会ったことがありますから。
そういうタイプは社会にでて苦労するのです。

いろいろなことが一気に脳裏をよぎり、解決のできないまま、もやもやとしています。
教育問題はオバマ時期アメリカ大統領が大きく掲げているほど重要かつ複雑な内容。

彼女のふと言った一言が、私にはとても重く感じられました。
アメリカ社会と日本社会では違いが多々あるので一概には言えませんが、アメリカでは日本にはあまりない人種の問題や格差の問題などが大きく関わっているのも隠せない事実です。

あぁー、複雑。


彼女は大学進学を猛烈に希望していますが、お金が心配のようです。

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