Milk

アカデミーショー主演男優賞を受賞したSean Penn主演の映画、Milkを見ました。
MilkはHarvey Milkのゲイの権利活動を映画にしたものです。
彼はゲイの権利を獲得しようと、カリフォルニア州の市会議員に立候補し、当選されます。
アメリカで自らがゲイであることを告白し、当選した議員は彼が初めてであり、彼がゲイ業界（？）の草分けとなります。そんな彼は最終的に暗殺されてしまうわけですが、彼の行動はゲイの人たちにとって明るい未来を指したといえるでしょう。

日本での公開はGWのようですが、この映画を楽しみにしている人も多いかと思います。
私は映画をみながら、カミングアウトしていないゲイの数もいれ、世界にどれくらいいるのだろうと素朴な疑問を抱きました。映画での行列をみると、相当な数なのかもしれません。

見た感想は、いろいろありますが、この映画はゲイの人たちだけが見るように作られたのでは決してないなということがよく伝わってきたということです。
途中、何度も男性同士でLove Love しているシーンがあるのですが、本当にゲイの人同士が演じているのかなと思うくらい、リアルです。

ただ、ちょっと気になったのが、映画の中で大きく取り上げられてはいませんが、AIDSなどの病気がゲイの中でやはり広まっているということでした。

くわえて、MilkのDVDを見た後、彼のことをもっと知りたくなり、日本語のWikipediaで彼の記事を見ていたら、友情結婚なるサイトにたどりつきました。
そのサイトはお互いゲイどうしで、好きな人はいつつ、
それを認めた上で結婚しようというものです。
まさに、社会を気にした愛のない結婚サイトなのでした。

複雑な気持ちになりました。

さて、人間の権利。をテーマにした映画Milk。
アメリカらしい映画だなぁと思いました。